Qtのプロジェクトを思った通りのディレクトリー配置にする。
問題点
プログラムを行っているとgithubなどで、多くの人に共有したいと思います。
Qtのプログラムを普通に作成すると無秩序なファイル構成を作ってしまいます。
なので、ちゃんと自分で好きなようにディレクトリー構成の作り方を説明します。
この後、自分が共有するQtのプロジェクトを見て、こんな風になっているんだなと感覚をつかんでください。
デフォルトの状態でqtのファイルを立ち上げるとこのような状態になります。
新しいソースコードをqt Createrで作成すると、この中に無秩序にソースコードが入っていきます。
これでは、どこに何のファイルがあるかよくわからなくなってしまうので、フォルダーごとに区切って管理していきたい。
理想的には、こんな感じにしていきたい。
Qtプロジェクトの開き方
多くの場合.proファイルが存在します。
このファイルを開くことで、Qtプロジェクトを開くことができます。
この場合は、test.proを開きます。
すると、QtCreatorが開かれます。
フォルダーの整理
できたファイルをエクスプローラーでいい感じの場所に保存します。
前回の記事を参考に.proファイルに必要な変数を変更していきます。
今回の場合は、ソースコード(cppファイル)をsrcフォルダーに、ヘッダーファイル(.h)ファイルをincludeに移動してあげました。
これをQtCreaterに反映するには、test.proファイルを開いて
SOURCES += \ src/main.cpp \ src/mainwindow.cpp HEADERS += \ include/mainwindow.h INCLUDEPATH += include \
を追加または、変更してあげる必要があります。
別のプロジェクトの追加
大きな規模のプログラムを作るとしたら複数のプロジェクトを作ると思われます。
その場合は、proファイルに別のproファイルをincludeすることでプロジェクトに別のプロジェクトを追加することができます。
そのやり方も見てみます。 新しくproject2というフォルダーを作ります。
その中に新しくテキストファイルを追加して名前をproject2.priという名前にします。
test.proファイルの中に以下を追加することで別のプロジェクトが入ります
include(project2/project2.pri)
プロジェクトの階層の中にも、project2が追加されたことが確認できます。
後は、このファイルの中にQtのプログラムを書き込むことで、メインのプロジェクトに他のプロジェクトが反映されます。